私は、学生時代まったくモテませんでした。
一番、異性に興味を抱く年頃である高校時代なんて特にひどいものでした。
何せ、男女共学で男女の人数が半分ずついる学校に通っていましたが、
私は女子と会話をした記憶がほとんどないのです。
青春時代の甘酸っぱい楽しい思い出なんて一つもありません。
苦々しく、痛い思い出なら沢山ありましたが。。。
【吐き気がするような思い出の数々から女嫌いになってしまった辛い過去】
そこで、高校時代の数ある苦い思い出の中からあなたに一つの出来事をお話します。
私がまだ高校生だった、ある日の放課後
学校が終わり、家に帰っている途中に私は教室に忘れ物をした事に気付きました。
すぐに引き返し、学校へ戻りました。
私が廊下を歩きながら自分の教室に向かって歩いていると、
教室から女子達の笑い声と話し声が聞こえてきました。
盛り上がっていて 楽しそうな雰囲気が廊下を歩きながらでも、
感じ取れるようなざわめきでした。
私は教室に辿り着き、教室の戸をガラガラッと開けました。
教室には5人ほどの女子が丸くなって固まって話しをしていました。
私が教室に入った瞬間に今まで、大きな声で話していた女子達の声は
ヒソヒソ話の小さな声に変わりました。
あなたは友達同士で馬鹿話しをしている途中に
関係のない第三者が現れるとその馬鹿話を聞かれたくないので、一旦会話を止めませんか?
それと同じような感覚なのでしょう。
彼女達からすると、私の存在は話しの内容を聞かれたくない第三者だと言う事です。
その時の場の空気は何とも表現しがたい、息苦しさを感じるのです。
あなたはこの息苦しさが分かりますか?
その雰囲気が耐えられない私は忘れ物を取って、すぐにそのまま教室から立ち去りました。
ガラガラっと戸を閉めて教室から出て行った瞬間に
又、ドッと女子達は笑い声と共に大きな声で話し始めました。
その時、私の耳に入ってきました。
私の耳に入ってきたのはとても耐え難い女子達の心ない言葉でした。
『あいつってマジ超やばいよね~!』
『存在感ないし~いるだけで気持ち悪い!』
『生きてて楽しいのって感じじゃない?』
『マジ、誰かどうにかしてよ!!』
これは明らかに私に向けて言われた言葉でしょう。
教室から去った私には聞こえないと思って言ったのか?
それとも、
わざと大きい声で聞こえるように言ったのか?
真相は分かりませんが、この言葉で私が深く傷ついた事は事実です。
これが悔しかった苦い思い出の一つです。
まだまだ、沢山挙げれば出てきます。
しかし、このような経験を重ねていくうちに女性に対して怖いと感じるようになり、
女性と接する事を次第に避けていきました。
男としての自信なんてものは完全に消え、傷つきたくない一心から女性から逃げるようになったのです。
女性から逃げていれば、接する機会なんて当然ないので、
より、女性が怖い存在に思えていき、自分に自信がなくなり、
いいなと思う女の子がいても告白する勇気なんて当然なく、
話しかける度胸すら無くしてしまったのです。
まさに、 女性と接することが怖いと言う状態です。
しかし、そんな状態でもある事をしてから、
女性が怖いと言う気持ちは完全に無くなりました。
それどころか、女性に対して堂々と自信を持って接する事が出来るようになったのです。
今では女性が怖いと思う事はまったくありません。
むしろ、女性と話したいし、出来るだけ接したいです。
失った自信も回復していますし、好きな女の子であれば堂々と告白できます。
只、そのある事をして自信を取り戻したのは高校を卒業してから何年も先の事です。
【小さなバーで出会った、女性との出会い】
私は21歳になっても彼女が出来ませんでした。
その頃、彼女のいない私はたまにパチンコに行くことが一つの息抜きとなっていました。
パチンコをしている時だけは嫌な事や時間を忘れて没頭できるのです。
私はパチンコが上手い訳ではなかったのですが、下手と言う訳でもありませんでした。
何故なら、勝つ日と負ける日が丁度、半分半分ぐらいで
正式に計算した訳ではありませんが、収支もトータルで考えるトントンぐらいだと思います。
その頃、私が良く行っていたパチンコ屋の隣に、小さなバーがありました。
そのお店はとても小さいお店で賑わっているような感じはなく、ひっそりと営業していました。
何より、そのお店は営業している日と営業していない日がバラバラで、
気分で店を開けたり閉めたりしているような感じでした。
私はそのお店がずっと気になっていました。
ある日、私はパチンコで、勝てたのでお酒でも飲みたい気分になりそのお店に入りました。
店内は薄暗く、カウンターとテーブル席が2つあるだけの想像どおりの小さなお店でした。
お客さんはカウンターに50代ぐらいの男性が一人座っているだけでした。
『いらっしゃいませ。』
カウンターの奥から女性の声が聞こえました。
その女性は20代後半ぐらいの綺麗な女性でした。
後々、知ったことですが20代後半に見えたその女性は実は30代後半でした。
そして、その女性はその店を主であり、一人で店を切り盛りしていました。
彼女との出会いにより、
私は女性に対する不安を全て消し飛ばして、自信を持つ方法を次々に明かしてもらったのです。
彼女は愛されていました。
30代後半でありながら、どう見ても20代にしか見えない若々しさと美貌。
私が特に、惹かれたのが彼女の包み込むような人との接し方です。
お客さんからは心の底から信頼されていたようで、
誰にも言えない悩みや相談も彼女なら話せるそうです。
私は女性と話すことに相当な不安を持っていましたが、
彼女と話すときだけは、不安は頭から消えていました。
普通に会話することが出来たのです。
彼女のお店だと、私はお酒を本当に気持ちよく飲む事が出来たのです。
それほど、彼女は人を癒してくれる力や包み込むような不思議な魅力を持っていたのです。
私は初めて訪れたその日からパチンコ後、彼女のお店が空いている時は
必ず、通うようになっていました。
大げさかもしれませんが、どこにも居場所がなかった私がやっと見つけた居場所でした。
そこに行けば、全て受け止めてくれるので癒されるのです。
私はある夜、お酒が入っていた勢いもあり、彼女に思い切って打ち明けました。
女性と接することが怖くて、自分に自信をもてない事を。
自分は臆病で弱い男だと言う事を。
それを聞いた、彼女は私に優しく言いました。
彼女
『そう。でもね、安心しなさい。女性が怖いとか自分に自信をもてないのは普通の事なの。』
私『普通の事なんですか?』
彼女『普通の事よ。みんなそうなの。あなた以外にもそう思っている人はいっぱいいるの。』
私『はあ・・・』
彼女『私のお店に来るお客さんはみんな悩みをいろんな抱えているのよ。
自殺まで考えていたぐらいの悩みを持っていた人も1人や2人じゃないの。
あなたは女の子が怖くて、自分に自信がもてないと言う悩みで本気で死のうと考えたことはある?』
私『本気で死のうと考えたことはありません。』
彼女『うん。それなら、まだ大丈夫。でも、あなたは辛い過去があると思うの。そうでしょ?』
私『はい・・・』
私はその後、高校時代の悔しくて辛かった思い出などを彼女に打ち明けました。
彼女は一生懸命に聞いてくれました。
話しているとその時の辛い思い出が込み上げて来ました。
言葉に詰まりながらも私は話しました。
私はうつむきながら話ていたのですが、ふと彼女に目をやると彼女の目には涙が溜まっていました。
彼女の目を見て、私は思わず泣いてしまいました。
私が泣いた理由の一つに
彼女が私の気持ちを理解してくれているのではと言う、
その瞬間心が通じ合った一体感を感じたからなのではないかと思います。
【彼女とのシンクロ・・・気持ちが一体になった瞬間・・・】
全てを打ち明けた後、彼女からいろいろと大切なことを教えてもらいました。
その中で心に残った言葉がありました。
彼女
『あなたは真面目な人ね。真面目は良い事でもあるけど悪い事でもあるのよ。』
私『そうなんですか。』
彼女
『それに、あなたは優しすぎるの。優しすぎる人には気が弱い人が多いのよ。』
私『・・・』
彼女
『男を見せないと女は付いてこないの。でも、気が弱いとそれが出来ないのよね。』
私『男を見せるって何ですか?』
彼女
『一言で言えば自信のある態度。』
そして、彼女からある物を渡されました。
それは1冊のノートでした。
彼女は言いました。
彼女『はい。プレゼント!今日からこのノートに書いてあることを実践して!』
私『はぁ。ありがとうございます。でも、これなんですか?』
彼女『私はあなたに彼女を作ってあげることはできないけど、あなたの女性に対しての
怖さや臆病な気持ちを消して、自信がある男に変えることは出来るの。必ずなるから。』
私『本当ですか?』
彼女『そこには私のお店に来たお客さんであなたのような悩みを抱えている
何十人もの人達がその方法で男としての自信を持つことに成功してるのよ。』
私は家にそのノートを持ち帰りました。
早速、実践してみました。
1週間が経過しました。
私は疑っていました。
ノートをもらった後、お店に行きました。
普通にお酒を飲みに行ったのです。
しかし、彼女は私の顔を見て、察したのでしょう。
彼女からノートの事を言ってきました。
彼女『疑って実践しない事は簡単。でも、ノートに書いてある事はあなたにとって何かリスクがある?』
私『特に・・・ないです。』
彼女『何もないなら、もう少し続けてみなさい。』
私『はい・・・』
信じてみました。
彼女の言うとおりリスクを取る訳ではなかったので・・・
その結果、
私は変わる事ができました。
例えば、ある男性に言われたことですが、
『前と違って、生き生きしているね!』
なんて、言葉をかけられたのです。
女性ではなく男性に言われた言葉ですが、最高の気分になれたのです。